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家を建てる際、多くの人が直面する選択肢の一つが「オール電化にするか、それともガスを併用するか」という問題です。
どちらにもメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや住環境によって向いている選択肢は異なります。
このコラムでは、オール電化とガス、それぞれの特徴を踏まえ、どんな方に向いているのかを詳しく解説していきます。
ぜひ自分たちにはどちらがいいか考える機会にしてみてくださいね。
オール電化に向いている方
1. トータルコストを抑えたい
オール電化の場合、エコキュートを導入することで光熱費の削減が期待できます。
特に、30年以上の長期的な視点で考えた場合、トータルコストはガス併用よりも低くなる傾向があります。
さらに、深夜電力を活用できる電気料金プランを利用すると、ランニングコストをさらに抑えることが可能です。
2. 掃除のしやすさを重視する
IHクッキングヒーターはフラットでガラストップを採用されているため、ガスコンロのように五徳(ごとく)がなく、掃除がしやすいというメリットがあります。
汚れがたまりにくく、汚れてもサッと拭き掃除で済みます。
特に、キッチンをすっきりと見せたい人にはIHが最適です。
3. デザインにこだわりたい
オール電化にすると、天井に換気扇を設置しない選択肢もとれるので、デザイン性の高いキッチンを実現できます。
例えば、ボタンで操作できる前面排気型の換気扇を採用すれば、普段は換気扇が見えず、すっきりとした空間を維持できます。

4. 太陽光発電を導入する
オール電化と相性が良いのが太陽光発電です。
昼間に発電した電力を自家消費できるため、電気代を大幅に削減できます。
特に日中の電力使用が多い家庭では、オール電化と太陽光発電の組み合わせが非常に有効です。
ガス併用に向いている方
1. 料理にこだわりたい
ガスコンロは強火調理がしやすく、鍋を振る料理ができる点が大きな魅力です。
IHでは鍋を振ると加熱が止まってしまうため、中華鍋を振りながら調理するスタイルには向いていません。
2. 乾燥機「乾太くん」を使いたい
最近人気のあるガス衣類乾燥機「乾太くん」を導入したい場合は、ガスを引く必要があります。
乾太くんは短時間で乾燥が完了し、ふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。
洗濯物にかかる時間を短縮したい方に最適な選択肢でしょう。

出典: Rinnai
3. 都市ガスが利用できるエリア
都市ガスが使える地域では、ランニングコストを抑えやすいというメリットがあります。
一方で、都市ガスが引かれていない地域では、プロパンガス(LPガス)を使用することになりますが、
プロパンガスの料金が高いと、オール電化の方が経済的な場合もあります。
4. 寒冷地に住んでいる
寒冷地では、冬場の給湯が重要なポイントになります。
エコキュートは寒冷地では効率が落ちるため、ガス給湯器の方が安定したお湯の供給が可能です。
特に、冬場にお湯を大量に使う家庭では、ガスの方がストレスなく使用できるかもしれません。
まとめ
オール電化とガスのどちらを選ぶべきかは、ライフスタイルや住む環境によって異なります。
コストを抑えたい・掃除しやすいキッチンが欲しい・デザインにこだわりたい人
→ オール電化がおすすめ
料理にこだわりたい・乾太くんを使いたい・寒冷地に住んでいる人
→ガス併用がおすすめ
長く住む家だからこそ、自分たちの生活スタイルに合った選択をすることが大切です。
どちらの選択肢も一長一短があるため、じっくりと検討して理想の住まいを実現しましょう。
Youtubeハコラボチャンネルでもお話ししております。
動画はこちらから→どっちがお得?オール電化とガスでもう迷わない!オール電化が凄い理由とは?
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