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家を建てようと考えはじめると、間取りやデザイン、インテリアなど、目に見える部分に気持ちが向きがちです。
けれど、家づくりで大切にしたいのは、目には見えないけれど、毎日の暮らしを支える土台である性能です。
性能と聞くと、なんだか難しそうで、専門的な感じがしてしまうかもしれません。
例えば朝起きたときの室温。
夜中にトイレに行くときの廊下の寒さ
子どもが遊ぶ声が外にどのくらい聞こえるか
そんな日々の小さな快適さや、ストレスの有無を決めているのが住宅の性能です。
そしてそれは将来の健康、家計、防災、暮らしの質にもじわじわと影響を与えていきます。
このコラムではその性能の大切さをお話ししてみたいと思います。
すこやかな暮らしは室温から
適切な気密や断熱性を備えた家は、冬の寒さや夏の暑さをしっかり防ぎ、家の中の温度差を少なく保ちやすいという特徴があります。
例えば、夏の午後
外から帰ってきたら、家の中まるでサウナのように熱気でいっぱい…という経験ありませんか?
特に最近は、気温が高く熱中症のリスクも高まっています。
hacoLabの家では床下エアコンを採用しています。
床下にエアコンを設置して、やさしく冷気を回すことで、足元から家全体の空気を効率よく冷やし、室内の温度差を抑えます。
適切な性能との組み合わせによって最小限の冷房で家全体を快適に保つことができるのです。
子どもが裸足で走り回っても、汗だくにならず、ずっとご機嫌で過ごせる。
そんな日常が、性能から生まれます。
子どもにも大人にも、きれいな空気を
住宅性能の中でも、近年とても注目されているのが空気環境です。
花粉、PM2.5、ハウスダスト、ウイルスなど
私たちの暮らしには、目に見えないモノたちが関わっています。
性能を考える家では24時間換気がしっかり機能するように設計されています。
中には、外からの空気を取り込むときにフィルターで花粉やほこりをブロックしたりできるものも。
窓を開けなくても換気ができる家なら、季節や天候を気にせず、常に新鮮な空気の中で過ごすことができます。

性能が高いと音も変わる
子どもが元気に遊ぶ声、走る足音、洗濯機の音やテレビの音。
子育てをしていると、生活音への気配りも増えてきますよね。
とくにお隣との距離が近い住宅地や賃貸などでは音漏れや音の響きが気になるという声もよく聞きます。
実は、断熱性が高い家は、音の遮断性にも優れていることが多いのです。
壁や窓、床などの構造がしっかりしていることで、室内の音が外に漏れにくくなり、外からの騒音も入りづらくなります。
静かな室内は、大人にとっても子どもにとっても、集中力や安心感につながります。

地震や災害に備えるためにも
災害時に家が頼れる存在かどうかは、家族の安全に直結します。
特に地震が多い日本では、これから長く住む家だからこそ、耐震性能はしっかりと確認しておきたいものです。
耐震等級などの基準がある中で、自分たちの家がどのくらいの性能を持つのかを知ることは、将来の安心に大きくつながります。
建てた後では変えられないからこそ、家の骨組みや基礎といった見えない部分にこそ、きちんと目を向けておくことが大切です。

性能は家計にも影響する
光熱費の高さが気になる昨今、省エネ性は大きな魅力です。
適切な断熱性や気密性があれば、冷暖房の効率が良くなり、結果として毎月の電気代が抑えられます。
また、結露や湿気によるトラブルが少ない家は、修繕やメンテナンスの頻度も減り、長い目で見ればお金のかからない家とも言えるのです、
性能の良さは、最初の建築コストだけでなく、暮らし続けるためのコストを考える上で、家計にとっても大切なポイントです。

最後に
家づくりは、家族の未来を見据えた選択の連続でもあります。
・子どもが安心して育つ環境
・家事がしやすく、ストレスの少ない空間
・歳を重ねても快適に過ごせる住まい
・いざというときに家族を守ってくれる安心感
どれも、家の性能があるからこそ叶えられることばかりです。
価格も大事。デザインも大事。間取りも大事。
その奥にある性能という土台が整ってこそ、理想の暮らしは続いていくもの。
目には見えないけど大切なものを大事に。
そんな視点で、家の性能にもぜひ目を向けてみてくださね。

hacoLabでは価格も、デザインも、間取りも、性能も大事。
そんなよくばりな家づくりを、一緒に楽しみませんか?
他にもさらに各性能について詳しく解説したコラムがあります!
土地・間取り・設計・暮らしのことまで――
建てる前に知っておくと役立つ内容を、わかりやすくご紹介しています。
→「耐震等級1、2、3級の違いとは?住宅選びの重要ポイント」はこちら
→「断熱等級とは?省エネで快適な家づくりに欠かせない基礎知識」はこちら
和歌山で注文住宅を建てるなら岩出市の工務店hacoLab