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冬になると、住宅の性能は体感しやすくなります。
完成見学会に行って、室内に入ったとき、”どの家も暖かい”と感じるかもしれませんが、暖かさだけで判断してしまうと、実際の住みごごちの差を見落としてしまうことがあります。
住宅の本当の性能を見分けるには、室温のムラや空気の流れ、足元の快適さなど、体感できるポイントに注目することが重要です。
今回は、冬の完成見学会で必ずチェックしてほしい、本当の住宅性能のポイントを詳しく紹介します。
1. 玄関・廊下・トイレの室温は同じか
リビングが暖かくても、玄関や廊下、トイレは冷えやすい家があります。
この温度差は、断熱や気密の施工精度、空調計画によって大きく変わります。
見学会ではリビングだけでなく、他の空間も体感しておきましょう。
・玄関を開けた瞬間の体感温度
・廊下やトイレの温度差
・部屋間のドアを開けたときの空気の流れ
リビングだけで判断すると、家全体の性能を見誤る可能性があります。
2. 足元の暖かさをチェック
暖かい空気は上に上がるため、天井付近は快適でも足元が冷えることがあります。
足元の暖かさを体感できる住宅は、空気の循環や暖房効率が考えられている家の証拠です。
特に床下エアコンや全艦空調などのシステムを採用している場合は、以下の点を確認しましょう。
・部屋の中央だけでなく、端や隅の足元まで暖かいか
・タイルなどの床材の感触
3. 窓の結露や温度差
冬に特に住宅性能で差が出やすいのは、窓まわりです。
断熱性能の低い窓やサッシでは、結露やひんやり感が発生します。
見学会でチェックしたいのは
・ガラスや窓枠の温度
・窓まわりの結露の有無
窓は室内温度の維持に大きく関わるため、快適に過ごせるか、基準にできる重要ポイントです。
4. 暖房の使い方で性能を見極める
同じ暖かさに思えても、何台エアコンを使っているかで性能の差は明確になります。
少ないエネルギーで家全体を快適に保てる住宅は、断熱・気密・空調計画がしっかりしている証拠です。
・使用しているエアコンの種類や数
・空調方法
・部屋ごとの温度調整
見学会では以上を確認しましょう。
これにより、実際の住み心地と光熱費のイメージがしやすくなります。
5. 空気の流れもチェック
性能の高い住宅は、空気がよどまず、部屋ごとの温度差も少ないものです。
換気システムの動作方法も体感できると家全体の快適さをより正確に理解できます。
・部屋の隅に空気の滞りがないか
・換気口の位置や風の流れを確認
冬の見学会でチェックしよう
◽️玄関・廊下・トイレも暖かいか
◽️足元まで快適か
◽️窓まわりに結露やひんやり感はないか
◽️暖房の効率や台数の確認
◽️空気の流れを体感
このチェックリストをもとに体感すると、完成見学会での評価がグッと正確になります。
設備や内観などの見た目に意識が向きがちですが、実際の住まいを見れるからこそ、性能を確認することが大切です。
まとめ
冬の見学会では、リビングの暖かさだけで判断せず、家全体の温度ムラ・足元の快適さ・窓まわりの状態・空気の流れを体感しましょう。
その他にも気になる点があれば、遠慮せず質問することも大切です。
本当に性能を考えている住宅をつくる会社ほど、理由を丁寧に説明してくれます。
快適さの裏側にある設計や性能を理解することで、家づくりの会社選びの判断が正確になり、冬だけでなく1年中快適に暮らせる家を選ぶことができます。
ハコラボでも完成見学会を不定期で開催しています。
全ての家で、暖かく空気の流れや足元の快適さを体感できるチャンスです。
開催日や詳細は、イベントページでご確認ください。
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