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子どもが小さいうちはもちろん、小学生・中学生へと成長していくなかでも
住まいによって子どもの過ごし方や気持ちのゆとりは大きく変わります。
実は、のびのび育つ環境は広い家である必要はありません。
大切なのは間取りの工夫。
動線や、空間のつながり、安心できる視線の抜け方を整えることで、小さな家でも子どもが健やかに成長できる環境はつくれます。
今回は子どもがのびのび育つ家の3つの工夫をご紹介します。
目次
子どもが自然とリビングに集まる居場所の設計
のびのび育つ家の共通点は、どの家もリビングに家族が集まりやすいということです。
リビングは家族の中心であり、子どもにとっては安心できる場所。
そこで大切なのが、子ども専用の小さな居場所をつくることです。
例えば
・リビング横にキッチンから目が届くちょっとしたスタディスペース
・ソファの近くに収納を組み合わせたおこもりスペース
・階段下や窓際を利用したミニヌック
こうした半個室の場所があると、子どもは安心しながら遊んだり、宿題をしたりできます。
完全な個室ではなく、家族とつながりながら過ごせるため、自然とコミュニケーションが生まれ、親にとっても目が届きやすくなります。
ハコラボでも、ワークスペースや小上がりなど、ちょっとしたスペースを取り入れたお家は「子どもがここを気に入ってくれ、親も見守れて安心」と多くの声をいただいています。
片付け上手に育つ家 子どもの成長を助ける”収納動線の工夫”
散らかる家と片付く家にはどのような差があると思いますか?
実はその差は広さではなく、収納の位置です。
子どもは毎日、ランドセル、上着、習い物バッグ、学校のプリント、おもちゃ…
とにかく物が多い時期が続きます。
これらがリビングに溢れやすい理由は、片付ける場所が遠かったり、動線と合っていないから。
のびのび育つ家では、次のような工夫がポイントです。
・玄関近くにランドセルや習い事バッグを置ける動線収納
・リビングに子どもの物をまとめられるリビング収納
・ハンガーパイプをつくって子ども自身で上着を掛けられる仕組み
・おもちゃ収納は出しやすく戻しやすいオープン棚
このような子どもが片付けやすい仕組みをつくると家が整うのはもちろん、子ども自身の自立にも繋がります。
収納は環境による習慣で大きる変わるところ。
間取りの段階で工夫することで、毎日のストレスが驚くほど軽くなります。
成長に合わせて変えられる家”子ども部屋と間仕切り計画”
子どもは数年で驚くほど生活スタイルが変わります。
幼児期→小学生→中学生→高校生と、必要な空間もガラッと変わるため、最初から可変性のある間取りにしておくことも大切です。
子ども部屋はいつ仕切る?
子ども部屋は最初から仕切らず、幼少期は広く使えるワンルームにしておき、成長したら壁や家具で仕切るという方法が人気です。
一つの空間をのびのび使えるため、遊びの幅も広がります。
将来の個室を後からつくれる設計に
・ドアを2つ付けておく
・窓の位置も将来のレイアウトに合わせて
・コンセントの位置も2部屋分想定する
など計画次第で簡単に子ども部屋が分けられるようになります。
共有スペースを家族の関係が続く場所に
思春期になると個室で過ごす時間は増えますが、リビングやワークスペースの居心地が良ければ、自然と家族の関わりが続きます。
家での過ごし方、家族との距離感は家のつくりで驚くほど変わるもの。
未来の姿を想像しながら計画することで、ずっと長く暮らしやすい家になります。
まとめ 子どもの成長に寄り添う家づくりは間取り計画がカギ
子どもがのびのび育つ家は、特別広い家である必要はありません。
大切なのは、
・家族がつながる居場所の設計
・子どもが片付けやすい収納動線の整え方
・成長に合わせて変化できる可変性のある間取り
この3つの工夫です。
ハコラボでは、営業ではなく建築士が直接お話を伺い、そのご家族にあった子育てしやすい間取りを一緒に考えていきます。
家づくりのご相談はいつでもお気軽に
お子さまの成長に寄り添う家づくり、楽しく進めていきましょう。
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