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家づくりを進める上で、固定資産税は多くの方にとって気になる問題の一つです。
特に新築を建てる際には、固定資産税を抑えるためにどのような設備や建材を選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
しかし、固定資産税を過度に意識した家づくりが本当に賢明なのか、という疑問も浮かびます。
このコラムでは、固定資産税が上がる可能性のある要因について詳しく解説するとともに、家づくりの際にそれをどの程度考慮すべきかについてご提案します。
固定資産税とは?
まず、固定資産税とは、市町村に納める税金で、土地や建物などの不動産に対して課されるものです。
評価額に基づいて課税され、建物の価値が高ければ高いほど、固定資産税も上がります。
一般的な住宅の場合、年間の固定資産税は10万円から15万円程度が目安となります。
固定資産税が上がる要因10選
ここでは、建物に関する固定資産税が上がる可能性のある主な要因を10項目挙げていきます。
水栓の数
水栓の数が増えると、その分評価額が上がります。
特にトイレや手洗い場が複数ある場合は注意が必要です。
1階2階のトイレなのか1階だけなのかによっても変化があり、また、手動水栓よりも自動水栓の方が評価が高くなります。
外壁材
外壁材の種類や厚みによって評価額が変わります。
例えば、サイディングやガルバリウム、タイルなどの材料によって価格が異なります。
価格順はサイディング<ガルバリウム<タイルとなります。
だたサイディングの場合は12mm、14mm、16mm、18mmと厚みが違うのでその厚みによって金額も変わります。
床材
床材も評価の対象です。複層フローリングや無垢材、クッションフロア、タイル張りなど、選ぶ素材によって固定資産税が異なります。
ここで一番高いのはタイルで一番安いのは塩ビフロアです。
換気システム
換気システムでは、第一種換気システム(機械で吸気と排気を行うシステム)が第三種換気システム(自然吸気+機械排気)よりも高価であり、その分評価額も高くなります。
建物の面積
建物の面積が大きければ、それだけで固定資産税も上がります。形状による税金の違いはありませんが、単純に広ければその分課税額が増えるという仕組みです。
床暖房
床暖房を導入すると、その設備にかかる費用が評価に反映され、固定資産税が上がる要因となります。
エレベーター
エレベーターを設置することで評価額が上がります。
要は自動になっているものに対して贅沢だなと思われるということです。
センサーライト
自動で点灯するセンサーライトなど、贅沢な設備も固定資産税の加算対象です。
評価方法は市町村によって異なるものの、こうした設備があることで課税額が増える可能性があります。
装飾品
家の内装や外装にタイルやシャンデリアなど高価な装飾を施す場合、それも評価額に影響します。
標準的なクロスや装飾の少ないインテリアに比べて、豪華な装飾は税金が増える要因となります。
太陽光パネル
太陽光パネルも一部の条件で固定資産税が上がる要因となります。特に、屋根一体型の太陽光パネルがこれに該当します。
後付けのタイプではなく、最初から屋根と一体化しているものは、評価が高くなる傾向にあります。
ただ故障した場合のメンテナンスコスト、手間を考えると一体型はおすすめしておりません。
固定資産税を気にしすぎない家づくりのすすめ
これらの要因を考慮すると、確かに家の設備や設計によって固定資産税が増える可能性があることが分かります。
しかし、実際にどれほど税額が上がるかと言えば、それはあくまで数万円程度の増減に留まることがほとんどです。
そのため、固定資産税を過度に意識して家づくりを制限することは、かえって後悔につながることもあります。
住宅の評価額は、年々少しずつ減少していくため、固定資産税もそれに伴って減少していく傾向があります。
また、新築住宅の場合、最初の3年間は固定資産税が半額になる措置が取られることが一般的です。
長期優良住宅の認定を受けることで、5年間の税額減免も可能です。これらの制度を利用すれば、初期の税金負担も軽減されます。
家づくりは、自分や家族の生活を豊かにするための一大イベントです。
固定資産税を気にしすぎて、自分の理想の家を諦めてしまうことがないよう、バランスを取りながら進めることが大切です。
最終的には、家族の暮らしやすさや快適さを優先し、長く愛せる家を建てることが一番でないでしょうか。
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