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2025/04/04

最新住宅事情!無駄になりがちな住宅設備6選

#column 

家づくりを考えるとき、多くの人が便利だと考えて魅力的に感じる設備を自分たちも取り入れたいと考えます。

しかし、実際に生活してみると「思ったより使わなかった」「コストやメンテナンスが大変だった」と後悔することも少なくありません。

そこで今回は、無駄になりがちな住宅設備を6つご紹介します。
ぜひ、家づくりの参考にしてくださいね。
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1. 床暖房

床暖房は一見すると快適で魅力的な設備ですが、最近の高気密・高断熱住宅では必ずしも必要とは言えません

特に基礎断熱を採用し、床下の空気を活用する設計にすると、床暖房がなくても十分暖かくなります。(床下エアコン)

 

また、床暖房には電気式や温水式などの種類がありますが、どれも導入コストが高く、メンテナンスも必要です。

故障時には床材を剥がしたり、大掛かりな工事が必要になることもあるため、慎重に検討しましょう。

 

さらに、低温やけどのリスクや、無垢材が使えないといった使用できる床材が限られるといったデメリットもあります。

最近の住宅の性能を考えると、断熱や気密をしっかり確保することで、床暖房がなくても快適な住環境を実現できるでしょう。

 

 

 

2. 過剰な照明設備

照明は必要不可欠な設備ですが、過剰な間接照明やシーンコントロール機能付きの照明は、結局あまり使われないことが多いです。

間接照明を取り入れる場合は、どの場所にどのような光を当てるか、しっかりとプランニングすることが重要です。

計画なしに導入すると、設置したのに結局使わないということになりかねません。

 

また、シーンコントロール機能を備えた照明は、一見便利そうですが、結局シンプルなオン・オフだけを使う人が多くなります。

必要最低限の照明を適切に配置し、後から必要に応じて追加できるような設計を心がけましょう。

 

3. 浴室テレビ&スピーカー

浴室にテレビを設置したいという方もいますが、スマートフォンやタブレットの普及により、その必要性は低くなっています。

防水機能のあるデバイスを持ち込めば、好きな動画や音楽を楽しむことができるため、わざわざ高額な浴室テレビを導入するメリットは少ないでしょう。

 

また、埋め込み型のスピーカーも、日々進化しているのに、アップデートが難しく音質が満足できないことが多いです。

 

お風呂場は音が反響しやすく、きれいな音を楽しむには不向きな空間でもあります。

最新のワイヤレススピーカーを活用すれば、手軽に音楽を楽しむことができるため、埋め込み式スピーカーは必要ないかもしれません。

 

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4. 小型の食洗機

食洗機は便利な設備ですが、サイズ選びを誤ると後悔の原因になります。

特に浅型の食洗機は、容量が少なく、大きな鍋やフライパンを入れることができません。

 

2人分の食器を入れるだけでも限界があり、無理に重ねて入れると洗浄しきれないことが起こる可能性があります。

そのため設置される方には深型をおすすめすることが多いです。

 

また、食洗機をあまり使わない家庭では、内部に水が溜まり、カビや菌が繁殖するリスクもあります。

 

外食が多い人や、食器を手洗いする習慣がある人は、本当に必要かどうか慎重に考えましょう。

 

5. 過剰なコンセント

コンセントは多すぎても少なすぎても後悔する設備の一つです。

しかし、やみくもに増やすと、壁の見た目が悪くなり、家全体の気密性が下がる原因にもなります。

 

適切な場所に必要な数だけ設置することが重要です

具体的には、普段の生活動線を考え、そのコンセントは何に使うものかを具体的にイメージするとよいでしょう。

 

必要以上に設置してしまうと、使われないコンセントが増え、かえって邪魔になることもあります。

 

6. ガーデンパンと散水栓

庭や外構に設置されるガーデンパン(外水栓の受け皿)と散水栓も、不要になることが多い設備の一つです。

 

特に散水栓は、定期的にメンテナンスをしないと、土や草が入り込んでしまい、掃除が面倒になります。

 

ホースリールを活用すれば、長い距離でも水を運ぶことができるため、必要以上に散水栓を設置する必要はありません。

 

また、ガーデンパンも、頻繁に水を使う予定がない場合は不要になることがあります。

設置する際は、本当に使用する場面があるかをよく考えましょう。

 

まとめ

家づくりでは、「便利そうだから」「なんとなくあったほうがいいから」と設備を導入してしまいがちです。

しかし、実際に生活してみると、意外と使わなかったり、メンテナンスが大変だったりすることも少なくありません。

無駄な設備を避けるためには、自分のライフスタイルをよく考え本当に必要なものだけを選ぶことが大切です。

 

何をするためのものなのか、暮らした後のことを具体的に想像しましょう。

 

今回ご紹介した6つの設備は、導入前に慎重に検討することをおすすめします。賢い設備選びで、快適な住まいを実現しましょう!

 

Youtubeハコラボチャンネルでもお話ししております。

「実は無駄な設備を住宅のプロが教えます!知らないうちにお金の無駄使いしていない?」の動画はこちら

 

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