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2024/09/12

2024年版コンセントとスイッチの重要性

#column 

 

家づくりにおいて、コンセントやスイッチの配置は、なんとなく決めたり後回しにされがちです。

 

間取りや断熱性能、デザインなどの大きな要素に目を向けがちな一方で、実際に生活を始めたとき

使い勝手の良し悪しを大きく左右するのがコンセントやスイッチの位置や数です。

 

後悔しないように知っておきたいコンセントやスイッチに関する重要なポイントについて解説します。

 

コンセントやスイッチの配置が後悔を生むわけ

家づくりの際、「念のため」「後で必要になるかも」といった理由でまたは「なんとなく」多めにコンセントを設置することがよくあります。

 

確かに、コンセントが不足していると不便さを感じることも多いですが、必要以上に設置すると使わないコンセントが増え、無駄なコストがかかる結果になりかねません。

また、設置する位置が不適切だと、家具の配置や生活動線が制限され、後悔に繋がります。

 

例えば、家具を配置した際にコンセントが隠れてしまい、実質的に使えない場所に設置してしまったというケースや、

目立たせたくない場所に配置されてしまい、インテリアの美観を損なうといったこともあります。

 

そのため、コンセントの設置場所高さ使用目的をしっかりと考慮することが大切です。

 

コンセント配置のポイント

コンセントを設置する際には、まず何に使うのかを具体的に考えることが大切です。

 

例えば、ロボット掃除機やコードレス掃除機の置く場所となると、その場所には充電用のコンセントが必要になります。

 

 

キッチン家電や洗濯機、冷蔵庫など、消費電力の大きい家電製品に関しては、回路を分けた専用コンセントが推奨されます。

 

これにより、同時に複数の家電を使用してもブレーカーが落ちるリスクを軽減できます。

 

ネット環境も現代の生活において誰もが非常に重要だと思われる要素です。

 

広さや構造によってWi-FiルーターやメッシュWi-Fiなどの中継器を設置が必要となる場合、

電波が弱くなりそうな場所には追加のコンセントを設置することも検討する必要があります。

 

そうすることで、家全体で快適なネット環境を維持できるようになります。

 

ユニバーサルデザイン

最近ではユニバーサルデザインの観点から、コンセントやスイッチの高さも見直されつつあります。

従来の高さ(1.3mから1.4m)から低めに設置する傾向が増え、

子供や高齢者でも手が届きやすい高さに変更されています。

 

特に、子供が届かない高さから、子供でも届く高さに変更することは利便性の向上に繋がります。

しかし、これには注意も必要です。

 

子供がスイッチを触りやすくなり、いたずらをする可能性があるからです。

 

また、コンセントの高さに関しても、標準の高さを選ぶか、特定の家電製品に合わせて高さを調整するかが重要です。

 

床に近すぎると使いづらくなりますが、あまり高すぎるとコードが見えてしまい見た目が悪くなります。

 

コンセントは家具の後ろに隠れるように設置するのが一般的ですが、使用頻度が高く用途が決まっている場所

頻繁に差し替える場所には、使いやすい高さに調整することをおすすめします。

 

スイッチプレートやコンセントのデザイン

機能性だけでなく、家づくりではデザインも重要な要素ではないでしょうか。

 

最近では、さまざまなデザインやカラーのスイッチプレートやコンセントが登場しており、部屋の雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。

 

例えば、黒やシルバー、ゴールドなどのカラー展開があるため、インテリアに調和するものを選ぶことができます。

スイッチとコンセントイメージ画像

出典:Panasonic電設資材総合カタログ2024-26[2024年4月価格改定版]

 

事前に施工会社や工務店に確認し、標準で使用されているもの以外にも選択肢があるかどうかを尋ねてみると良いでしょう。

 

また、インターネット自分で購入できるデザインスイッチなども増えており、好みに合ったものを選んで取り付けることも可能です。

 

ただし、デザインにこだわりすぎて実用性を損なわないよう、メリットとデメリットを調べたり聞いたりして、しっかりと理解することが大切です。

 

後悔しないためのコンセント・スイッチ計画

家づくりにおいて、コンセントやスイッチの配置は些細な部分ではなく、快適な生活を支える重要な要素です。

 

何のために使うのか、どこに設置するのか、どのようなデザインを選ぶのかといったポイントをしっかりと押さえて計画を立てることで、後悔のない家づくりに繋がります。

 

特に、設置場所や高さを決める際には、実際の生活シーンを具体的にイメージし、必要な場所に必要な数だけ設置するよう心掛けましょう。

 

将来的に使わなくなる可能性が高い場所には無理に設置せず、すっきりとした空間を保つことも考慮するべきです。

 

また、スイッチやコンセントのデザインにもこだわり、機能性と美観のバランスを取ることが理想です。

 

これから家を建てることを検討している方は、コンセントやスイッチの配置についてじっくりと考えてみてください。

 

わからないことは施工会社、工務店にご相談ください。

それが、後悔のない快適な住まいを作る第一歩となるでしょう。

 

その役割がhacoLab(ハコラボ)でしたら嬉しい限りです。

 

細かなところまでお話をしながら一緒に理想の住まいを見つけていきましょう。

 

不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

また、YouTubeハコラボチャンネルでもお話ししています。

 

動画はこちら今までとは違う!2024年最新版のコンセントの事情について」

 

コンセントの施工事例