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最近の家づくりでは、インスタグラムやPinterestなどSNSを参考にする方が増えています。
特に、自分たちが思い描く家のイメージを相手に伝えやすいという点で便利です。
設計士やインテリアコーディネーターに「こんな雰囲気が好きです」と見せるだけで、自分たちの好みを具体的に伝えやすくなります。
さらに投稿には商品名や品番が書かれていることもあり、床材やクロス、照明など具体的なアイテムを選ぶ参考にもなります。
ただし、SNSをそのまま鵜呑みにして家づくりを進めると、後悔することもあるので注意が必要です。
目次
SNSを参考にするメリット

イメージを伝えやすい
家づくりは言葉だけで伝えるのが難しいですが、写真を見せることで設計士などが理解しやすくなります。
具体的な商品情報が得られる
投稿に商品名や品番が書かれていることがあり、素材選びや設備選びの参考になります。また実際に使用してみた感想や使い心地がわかることもあり、より具体的なイメージを掴むことができます。
好みの方向性を整理できる
たくさんの写真を見る中で、こういう色味や雰囲気が好きだなという自分の傾向を整理できます。
注意したいデメリット

色味の見え方が異なる場合がある
iPhone、Android、PCなど見る端末によって見える色味が違う場合があり、実際のサンプルを見るとイメージと違ったということにもなりかねません。
写真加工の影響
SNS用に加工された写真は、実物と印象が違うことがあります。
廃盤、入手困難の可能性
建築時点ではあった商品は、現在は廃盤になっていることがあります。
一部のパーツだけで判断すると失敗しやすい
タイルやクロスなどパーツごとの写真を見ていると、出来上がった時に統一感がなくなることがあります。
インスタ画像を打ち合わせに活用するコツ
全体のテイストを伝える
リビング全体の雰囲気や家全体のイメージをまとめて見せたり、設計士に好みを理解してもらうとスムーズになります。
タイミングを考える
プランや間取りを決める段階は形や構造に関するアイデアを反映できる時期、仕様決めの段階は、色や素材の選定に限定される時期。
それぞれの段階に適切に写真を共有することが大切です。
検索方法を工夫する
Pinterestは「リビング おしゃれ」などのワードで検索すると好みの写真が見つけやすいですが、インスタグラムはタグ付けや文章の表記によって検索結果が変わるため、カタカナ表記とアルファベット表記の両方で検索するのがおすすめです。
家全体を意識する
内観だけでなく、外観や屋根の形、アプローチや外構も含めてイメージをまとめておくと、家全体のバランスを考えやすくなります。
SNSは参考として活用する

SNSで集めた写真はとても魅力的で、ついこんな家に住みたいと夢中になってしまいます。しかし、その印象だけで決めると、住み始めてから暮らしに合わず後悔することがあります。
重要なのは、SNSのイメージ➕専門家のアイデアの組み合わせです。
・複数の写真をまとめて共有する
・専門家の意見を取り入れる
・サンプルをとって実物を確認する
こうしたステップを踏むことで、理想と現実のギャップを減らし、快適でまとまりのある住まいをつくることができます。
まとめ

SNSは家づくりのイメージを捉えるために便利なツールですが、活用するには工夫が必要です。
まずは、写真は複数用意し全体のイメージが想像できるようにしましょう。
打ち合わせのタイミングに合わせて共有することで、設計段階では空間や間取りに、その後の仕様を決める段階では色や素材選びに役立てられます。
その際には、画面や加工による色味の見え方の違いや商品が廃盤になっていないかも確認することが大切です。
そして何よりSNSのイメージに専門家のアイデアを組み合わせることで、より快適でまとまりのある住まいが実現します。
SNSをうまく活用して家づくりを楽しみましょう。
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